まずは最初の一歩から…

私たちが考えの基本にしている
TA(交流分析)の教えで
 
『人は誰でも考える能力を持つ』
 
というものがあります。
 
 
例えば子どもが工作をしているとします。
 
親や大人は、どうしても上手に作ってほしいという気持ちから
子どもより先回りして、口や手を出してしまうことがよくあるのではないでしょうか。
 
結果、工作は上手にできるかもしれないけど
子どもの考える時間や機会をうばったことになります。
 
お子さんが困ったとき
 
「こうしたらいいよ。」
 
「一緒に考えてみようか。」
 
・・・どっちの声かけが多いでしょうか?
 
 
以前の記事「心を開いてもらうには」で登場してもらった
小学6年生の女の子のことをもう一度ふりかえってみたいと思います。
 
彼女は今、学校に行けるようになっています。
あの時彼女の想いを受け止めるということで
彼女が受け止めてもらったと感じたことから変化していきました。
 
今、お母さんは次の段階として
 
「自分で考え自分で行動する」
 
というところから彼女を見てあげようとしています。
 
 
最初にお母さんが彼女にしたことは
「目を見て話をすること」でした。
 
何かをしながら話していると
自分では伝えたつもりでも子どもにきちんと
伝わっていないということがよくあります。
 
 
受け止めてもらったことで安心すると、
子どもは自分で考えて行動を始めます。
 
 
 
 
”おはよう!”
 
”おやすみ!”
 
”ありがとう!”
 
”行ってらっしゃい!”
 
”おかえり!”
 
など、ごくありふれたあいさつですが
お母さんから目を見て言ってもらうことで
子どももそれを受け取りやすくなります。
 
 
小さなことかもしれませんが
これを毎日続けることで変化が起きてくると思います。
 
ちょっと試してみませんか?