5対5って…何⁈

年が明けてもう12日過ぎました。

 

前回あげた

「あたり前があたり前でなくなったとき」の

その後、結局主人は入院してしまって

今日退院することになりました。

 

 

主人がいない間は主婦をして

 

「まだまだいけるんじゃないの(笑)」

 

と思い、娘と二人で楽しみながらやっていました。

 

 

 

その中で、

「あー、まだ余力があるんじゃない」

と思って今度から少し主人のお手伝いも

しようかなと思っていますが、

…続くかなー??!

 

 

ある意味主人のことで災難と思っていたけど

家族が色々見直すきっかけになり、

災難が無難になった気がします。

 

今日、退院ということで落ち着き

一から見直してみるというのもいいかなと

思っています。

 

 

 

以前から言っていたように

私は脳科学とTA(交流分析)をベースにして

いますが、その中で

 

「5対5」

 
という哲学(考え方)があります。
 
 
例えばここにカウンセリングを受けに来た人
がいたとします。
悩みを持ってきた人よりカウンセラーの方が
確かに心理学のことを知っているでしょうし
カウンセリングについても知っているかも
しれません。
楽になる方法もアドバイスしてくれるでしょう。
 
だからと言ってカウンセラーの方が人として
えらいという保証はどこにもありません。
 
一人の人間対人間として「5対5」なのです。

 

「私が何とかしてあげるから任せなさい」

という立場に立った時、この5対5の

バランスは偏ってしまいます。

 

「~してあげる」

というと一見やさしそうに感じますが、

裏を返せば相手に問題解決する力がないと

見ていることになるし、自分は人のために

なったという満足感を味わうかもしれません。

 

しかし相手は力のなさを感じたり依存心が

生まれたりと、自律ということから離れて

いきます。

 

結果、その人のためにならないということです。

 

「~してあげる」

と人の問題を抱え込むのではなく、その人に

どのようなお手伝いをしたら自分で解決に

向かうようにできるかを考えることが

5対5の立場なのです。

 

 

私はこれを心において人に接する時の

自分のベースにしています。

 

これはカウンセラーとクライアントの

関係だけでなく、親子・夫婦…など

人と人の関係であてはまることだと思います。

 

だから子供に対しても

 

一人の価値があり重要であるというところから

接してあげることで本当の意味で
信頼しあえる関係になるのではないでしょうか。