自分探しのサンポミチ
毎日暑い日が続いてますね。
皆さん体には気を付けてくださいね
…と言いながら私は体調をくずし、
それとともに気力も落ちていきました。
仕事がら、
自分は悩んだり落ち込んだりしてはダメ
しっかりしなければならない
というところにおちいってしまっていたみたいです
でもブログを見てくれている方から
ブログがあがってないので心配してたという
言葉をいただいたり、
周りの方から温かい言葉をいただく中で
ある時から最後まで落ちてみようと
思えました。
落ちていいんだよと自分に言いました。
瀬戸内寂聴さんがある講話の中で
まりに例えてお話しされていたのが
まりは床についたら上がるしかない
だから落ちてもそのうち上がれるんだと言われていました。
私もだんだんそう思ってきました
TA(交流分析)の中でも同じような考え方があります。
ちょっと長くなりますが、ポーシャ・ネルソンの詩を読んでください。
5つの短い章からなる自叙伝
ポーシャ・ネルソン(Portia Nelson)
Ⅰ
私は通りを歩く。
歩道に深い穴がある。
私はおっこちる、
私はどうしたらいいのかわからない、
・・・どうしようもない、
これは私の間違いじゃない。
出方が分かるまで、ものすごく時間がかかる。
Ⅱ
私は同じ通りを歩く。
歩道に深い穴がある。
私はそれを見ないふりをして、
またまた落っこちる、
また同じ場所にいるのが信じられない。
でも、これは私の間違いじゃない。
やはり出るのにずいぶん時間がかかる。
Ⅲ
私は同じ通りを歩く。
歩道に深い穴がある。
それがあるのが見える、
それでも私は落っこちる・・・これは習癖だ。
私の目は開いている。自分がどこにいるのか分かる。
これは私のしたことだ。
すぐにそこから出る。
Ⅳ
私は同じ通りを歩く。
歩道に深い穴がある。
私はそれを避けて通る。
Ⅴ
私は別の通りを歩く。
※ポーシャ・ネルソン(1920~2001)
彼女は俳優であり、歌手・詩人でもあります。
人生の中で何度も降りかかる不幸に
苦しみつつも、誰のせいでもなく
自分の選んだ道であり
その結果であることを次第に受け入れ、
違った選択・道があることに気づいた
過程がよく分かります。
Ⅰ~Ⅱ章では自分の置かれた状況に
怒りや悲しみを感じ、
人や周りの環境をうらみなかなか
その状態から抜けることができません。
問題を前に自分を責めても、
人を恨んでも、環境をなげいても
辛さから抜けることは難しいのです。
しかしⅢ章あたりで
自分が感じていること・考えたこと、
そしてしている行動に対して客観的に
見ることが出来始めた時、辛かった状況に
変化が見え始めます。
悩んでいる時、ほかに選択の余地が
ないように感じることがあります。
でも、必ず解決の道はあります。
Ⅳ・Ⅴの道をゆっくりさがしてみましょう。
私はこの詩を何度も見てきましたが
悩んでもいいんだよ
落ちてもいいんだよ、と
自分に言ってあげた時、楽になりました。
どんな自分でも受け入れてあげることは
すごく大事だと思います。
私もゆっくり自分の中を散歩しながら
見つめなおしてみようと思います
今年の夏は「半端ない!」です。
どうかどうかご自愛ください